ヤシハゲワシ
基本データ
- 和名:ヤシハゲワシ
- 学名:Gypohierax angolensis
- 英名:Palm-nut Vulture
- 分布:熱帯アフリカ
- 全長:57〜65cm
- 体重:1.3〜1.7kg
- えさ:植物
特徴
ヤシハゲワシは旧世界のハゲワシの中では最小の種である。翼が黒くなっている以外は羽毛全体が白色である。尾羽は非常に短い。眼のまわりが赤くなっている。クチバシは薄い灰色をしていて先端が鉤状になっている。脚と足はピンク色である。雌雄で羽毛の色などは変わらないが、メスはオスよりも少しだけ大きい。
エサ
主なエサはアブラヤシの堅果やラフィアヤシの果皮などである。植物質の食料が主食になるという点が重要である。死肉をあさるのはごくまれなことである。また、カニや小魚、両生類、無脊椎動物を食べることもある。
繁殖
繁殖の時期は生息地によっても異なる。巣は木の高いところにつくられる。巣の材料は木の枝などである。メスは一個の卵を産卵する。抱卵の期間はおよそ6〜7週間であり、雌雄両方がそれを行なう。孵化した雛の羽毛は褐色である。幼鳥はおよそ三ヶ月後に羽毛が完全に生えそろう。
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