ウズラクイナ

基本データ

  • 和名:ウズラクイナ
  • 学名:Crex crex
  • 英名:Corn Crake
  • 分布:ヨーロッパ、西アジア、アフリカ北部
  • 全長:25cm
  • 体重:125〜200g
  • えさ:雑食性

特徴

ウズラクイナのオスの頭部には冠羽がある。背面は黄褐色をしており、黒色の縦縞模様がある。翼の地は目立つ栗色であり、白色の帯が入る。顔と頸と胸は青みがかった灰色である。腹部は白色である。クチバシは肉っぽい色をしていて、こう彩は薄茶色である。メスはわきに白色と褐色の横縞模様がある。幼鳥は成鳥のオスに外観が似ている。

エサ

ウズラクイナは雑食性である。主食はミミズやナメクジ、カタツムリ、クモ、カブトムシ、トンボ、バッタといった昆虫を中心とした無脊椎動物である。また、植物の種子や穀物、小さなカエルや哺乳類なども食べることがある。

繁殖

ウズラクイナは繁殖の際に草むらの陰に隠れているので発見するのは非常に難しいのが通例である。メスは6〜14個の卵を産卵する。卵は楕円形をしていて、わずかに光沢がありクリーム色をしている。抱卵はメスの役割であり、それにはおよそ19〜20日間かかる。孵化した雛は非常に早熟であり、1日か2日で巣を離れる。3〜4日ほどは、雛は親鳥によって食料を供給されるが、その後、雛は自分でエサを見つけることができるようになる。幼鳥の羽毛が完全に生えそろうのにはおよそ34〜38日間かかる。


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