セレベスツカツクリ
基本データ
- 和名:セレベスツカツクリ
- 学名:Macrocephalon maleo
- 英名:Maleo
- 分布:スラウェシ島(インドネシア)
- 全長:55p
- 体重:1.5s
- えさ:種子、アリ、シロアリ、カブトムシ、無脊椎動物など
特徴
セレベスツカツクリは、インドネシアのスラウェシ島にだけ生息する鳥である。頭部は黄色っぽい色をしており、眼球の虹彩は赤褐色をしている。クチバシは赤みがかったオレンジ色である。頭頂部分は黒色でヘルメットのような形をしている。灰色がかった青色の足の先端には、四本の鋭いカギヅメがついている。外観からは雌雄の見分けはほとんどつかない。メスがわずかにオスよりも体が小さいというだけである。
習性
セレベスツカツクリは一夫一婦制である。つがいはいつも一緒にいる。
エサ
エサは主に種子やアリ、シロアリ、カブトムシ、そのほかには小さな無脊椎動物などである。
繁殖
卵は大きく、ニワトリの卵の5倍くらいの大きさがある。メスは砂の中に産卵をして、それは太陽か火山活動の熱によってあたためられる。孵化したあとは、雛は砂の穴から出てきて、森の中に姿を消してしまう。幼鳥は飛行も可能で、ほぼ自活できる状態になっている。幼鳥にとっての天敵は、トカゲやニシキヘビ、豚や猫などである。
その他
セレベスツカツクリは絶滅危惧種である。生息地の多くで個体数が減少している。
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