サンカノゴイ
基本データ
- 和名:サンカノゴイ
- 学名:Botaurus stellaris
- 英名:Eurasian Bittern
- 分布:ヨーロッパ、アジア、アフリカ
- 全長:65〜80cm
- 体重:1.2〜1.5kg
- えさ:魚類、カエル、哺乳類、昆虫
特徴
サンカノゴイは、背面が黄色がかった褐色をしていて、金色の班と黒色の縞模様がついている。腹部は青白く、暗色の線が縦方向に走る。喉は黄色っぽい。頭部の冠羽は黒色であり、クチバシの根元から頭部の側面にかけてヒゲのような羽毛がついている。長くて先の尖ったくちばしは黄色がかった緑色をしている。脚と足は緑色っぽい色である。雌雄で外観は変わらない。
習性
サンカノゴイは群れを作らずに単独で行動する。危険を察知すると動かなくなり、クチバシを上のほうに向けて、アシの草むらの風景に溶け込もうとする。夜明けと夕暮れ時が一番活発に動くときである。
エサ
主なエサは魚類やカエル、小さな哺乳類、昆虫などである。
繁殖
オスのうなるような求愛の鳴き声はよく知られている。巣はアシが生い茂る水場に作られる。メスのみが巣作りを行う。三月の初旬に、メスは4〜6個の卵を産卵する。卵は緑色がかった茶色をしている。抱卵はおよそ26日間行われ、それもメスの役割である。孵化した雛の世話もメスが行う。サンカノゴイの場合、オスは一夫多妻制なのである。幼鳥はおよそ2〜3週間で巣を離れて、巣の近くの茂みに移動する。生まれてから8週間ぐらいで幼鳥の羽毛ははえそろう。
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