ロイヤルペンギン
基本データ
- 和名:ロイヤルペンギン
- 学名:Eudyptes schlegeli
- 英名:Royal Penguin
- 分布:マックォーリー島
- 全長:76p
- 体重:3〜8s
- えさ:オキアミ、ハダカイワシ
特徴
ロイヤルペンギンの顔と顎は白い。冠羽は黒く、背面と翼には白色の模様がついている。クチバシは黄色くて短い。眼の上についた黄色いトサカはとても目立つ。メスはオスよりも体がわずかに小さい。
ロイヤルペンギンとマカロニペンギンはとてもよく似ている。かつて、両種は同じ種だと考えられていたときもあった。違うのは、ロイヤルペンギンは顎の部分が白くて、マカロニペンギンの顎は黒色をしているという点である。
エサ
ロイヤルペンギンが食べているのはオキアミや、ハダカイワシなどである。また、小さな魚やイカ、甲殻類などを食べることもある。
繁殖
ロイヤルペンギンは一夫一婦制である。繁殖の時期は9月から3月の間である。オスは巣作りを行なうが、その際、小石を巣のまわりにならべる。巣の形状は他のトサカをもったペンギンの巣と少し異なる。メスは10月の初めに営巣地に訪れて、10月の終わりに産卵する。メスは2個の卵を産卵するが、2卵目だけが抱卵される。抱卵に要する期間はおよそ1ヶ月である。卵が孵化すると、オスの親鳥は雛を20日間ほどにわたって世話する。このとき、メスの親鳥は毎日、食料を集めて巣に運ぶ。幼鳥はおよそ2ヶ月ほどで巣立ちする。その後、完全に成熟するには1年ほどかかる。
渡り
ロイヤルペンギンは渡り鳥であり、繁殖期以外はオーストラリアと南極大陸の間の海に生息していると考えられる。繁殖はマックォーリー島で行なわれるようだ。
豆知識
ロイヤルペンギンはかつて、その身体を煮て油脂を取るために殺されて、1894〜1914年には毎年15万羽が捕獲された。
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