レア(ナンベイダチョウ)

基本データ

  • 和名:レア(ナンベイダチョウ)
  • 学名:Rhea americana
  • 英名:Greater Rhea
  • 分布:アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ
  • 全長:1.2〜1.4m
  • 体重:20〜40kg
  • えさ:雑食(植物、果実、種子、昆虫、トカゲなど)

特徴

レアはナンベイダチョウともいう。飛べない鳥であり、南米の東部に生息している。アメリカ大陸で最大のサイズを誇る鳥だが、狩猟と農地の拡大によって生息地がどんどん狭くなっている。最大の生息地はアルゼンチンのパンパスであり、そのほかブラジルの広大な平原や、森林地帯にいる。レアは南米最大の鳥であり、ダチョウやエミューと関連が深い。これらの飛べない鳥たちは、長くて強靭な脚を使って追っ手をまく。大きな翼は飛ぶのには使用できないが、地面を走っているときに方向を変えるのに、バランスを保つために用いられる。

習性

オスは春の繁殖の時期には単独で行動するが、冬には群れを作る。

エサ

レアは雑食の鳥であり、主なえさは植物や果実、種子などだ。昆虫やトカゲ、またその他の小動物なども食べる。また、レアは農産物を好んでエサとして食べてしまうので、そのことが南米の多くの農民を困らせているという。

繁殖

繁殖は早春にはじまる。レアは一夫多妻制なので、オスはたくさんのつがいがいる。メスは一週間で一日おきに産卵する。地面に巣を作るのはオスの役割である。いくつかのメスが同じ巣の中に50個以上の卵を産む。オスは6週間ずっと抱卵をして、孵化したあとの雛の世話をする。オスは寒い夜間においても巣を覆って雛を温め続ける。またその際に、オスは近づいてきたどんな動物に対しても攻撃を加えて雛を守る。驚くことには、メスが雛に近づきすぎたときには、そのメスに対してもオスは攻撃をするということである。


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