ライチョウ
基本データ
- 和名:ライチョウ
- 学名:Lagopus muta
- 英名:Rock Ptarmigan
- 分布:ロシア、スウェーデン、カナダ、アイスランド、グリーンランド
- 全長:33〜38p
- 体重:425〜750g
- えさ:液果類、芽、木の枝など
特徴
ライチョウは、ニワトリのような形をした鳥である。尾羽は四角形をしていて、クチバシは黒色で小さい。脚には羽毛がはえているので雪の中を歩いても暖かく過ごせるようになっている。夏にはオスは腹部や羽が白っぽくなり、背中には褐色や灰色の班模様があらわれる。メスは体全体に褐色や灰色の班がつく。オスは目の上に小さな肉垂がついている。冬になると、体全体が白色になる。カラフトライチョウに似ているが、ライチョウは体がよりほっそりとしていて、尾羽が長いという違いがある。
エサ
ライチョウは様々な種類の植物を食べる。液果類や芽や木の枝などである。また、昆虫を食べることもある。
繁殖
オスは繁殖する場所を選ぶと、縄張りとしてほかのオスからその場所を守る。縄張りをおかそうとするオスがいたら、追いかけたり、鳴き声をあげたりして威嚇して縄張りを守るのである。繁殖において、メスは6〜10個の卵を産卵する。抱卵がある程度おわるまで、雌雄は一緒にいる。卵が孵化するのには20日以上かかる。孵化後、10日ほどたつと雛の羽毛が生えそろう。およそ三ヶ月ほど過ぎると幼鳥は完全にひとりだちする。
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