パラワンコクジャク

基本データ

  • 和名:パラワンコクジャク
  • 学名:Polyplectron napoleonis
  • 英名:Palawan Peacock-Pheasant
  • 分布:フィリピン
  • 全長:45〜51p
  • 体重:325〜450g
  • えさ:種子、穀物、木の実、昆虫など

特徴

パラワンコクジャクは、クジャクの中では最も美しいもののひとつとされている。オスのトサカは金属的な光沢のある青色をしている。目の上下には白色の線が走っている。背中と尻、そして尾は黒色であり、さびついた褐色の斑点模様がついている。脚には2〜3個の蹴爪が備わっている。メスはオスとくらべると小さい。トサカもあるが、これはオスのものとくらべればあまり目立つものではない。顔と喉の部分は白色である。雌雄とも、クチバシは黒色で脚は褐色である。

生息地

パラワンコクジャクはフィリピンのパラワン島に固有の鳥である。この鳥は沿岸部の湿度の高い低地の森林に生息している。

エサ

主なエサは種子や穀物、木の実、果実、葉っぱ、木の根、ナメクジ、毛虫、昆虫などである。

繁殖

繁殖は樹上か、地面の上で行なわれる。メスは二個の卵を産卵する。卵は灰色がかった白色をしている。抱卵をするのはメスの役目であり、それは18〜20日ほど続く。オスは抱卵はやらないが、雛のエサの世話はする。
孵化した雛は親鳥によって、口移しでエサをもらう。数日過ぎると、巣を離れて自分でエサを食べることができるようになる。3ヶ月ほどで独立する。オスは約1年で繁殖できるまで成長する。一方、メスが繁殖できるようになるにはおよそ2年かかる。


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