オオシギダチョウ
基本データ
- 和名:オオシギダチョウ
- 学名:Tinamus major
- 英名:Great Tinamou
- 分布:メキシコ、ボリビア、ブラジル
- 全長:約44cm
- 体重:1.1kg
- えさ:植物の種、果実、クモ、カエル、小さなトカゲなど
特徴
オオシギダチョウは体の大きな褐色の鳥だ。生息しているのは熱帯雨林や川の端の森林地帯、沼地のほとりの森林や雲霧林などである。ほかのシギダチョウ類の鳥と異なり、オオシギダチョウは森林の分断化の影響をあまり受けていないのが特徴的である。
習性
繁殖期以外の時期というのは、オオシギダチョウは単独で行動をし、林床を歩き回って、植物の種や果実を食べたり、落ち葉の中にいる昆虫やクモ、カエル、小さなトカゲなどのような小動物をエサにする。
繁殖
ブラジルでは5〜6月にかけて巣作りが行なわれる。木々の根元に巣が作られるのが一般的である。オスは森林の地表に浅い穴をつくって、そこにメスがテカテカとした青紫色の卵を産卵する。メスは平均で四個の卵を産卵し、オスはその卵が孵化するまで卵を抱いている。オスは約三週間、幼鳥を世話したあとに別のメスとつがうためにそこを去っていく。その一方で、メスは別のオスと一緒に自分が産卵した卵からは離れる。繁殖期において、メスは5羽か6羽のオスと巣作りをするのであるが、子育てはすべてオスにまかせきりである。繁殖期は長く、真冬のさなかから、夏の終わりまで続く。
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