オオホシハジロ
基本データ
- 和名：オオホシハジロ
- 学名：Aythya valisineria
- 英名：Canvasback
- 分布：カナダ南部からメキシコまで
- 全長：48〜61cm
- 体重：862〜1588g
- えさ：水生植物
特徴
オオホシハジロはハジロガモ類の中では最も大きなサイズを誇る。額が長く傾斜していて、冠羽は高く尖っている。クチバシと首が長いのが特徴的である。
雌雄では外観に違いが見られる。オスの頭部と首は赤茶色をしていて、その色は顔や冠羽に近づくにつれて黒褐色になる。胸は黒色であり、背面は灰色っぽい。わき腹と腹部には白が混ざる。雨覆い羽は灰色であり、尾羽は黒褐色だ。一方で、メスの頭部とクチバシは淡褐色であり、胸は褐色である。体の側面と背面は灰色がかった茶色をしている。
雌雄共にクチバシは黒っぽい色であり、脚と足は青灰色である。
エサ
主食は水生植物である。水深9メートルまで潜水して採食する。また、さまざまな種類の昆虫や甲殻類、小さな魚なども食べる。
オオホシハジロのすぐ後ろにアメリカオオバンやアメリカヒドリなどがつけていることがあって、オオホシハジロが食べ物をくわえて水面に浮かび上がったところを急襲し、食べ物を奪い取ろうとすることもある。
繁殖
繁殖においてはメスが巣作りをする。メスは10個ほどの卵を産卵する。抱卵の期間はおよそ24日間である。メスが抱卵をしているときに、オスはメスを置き去りにして、換羽のためにほかのオスと一緒に集まる。
孵化した雛の背面は茶色っぽい色をしていて、下面は黄色である。母鳥と若鳥は9月の初め頃には南へ向けて渡りを開始し、11月の終わりには越冬地に到着する。
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