オオグンカンドリ

基本データ

  • 和名:オオグンカンドリ
  • 学名:Fregata minor
  • 英名:Great Frigatebird
  • 分布:インド洋、太平洋、亜熱帯地域
  • 全長:85〜105cm
  • 体重:1.2〜1.6kg
  • えさ:魚類、イカ

特徴

オオグンカンドリは雌雄で外観に違いがある。オスには赤色の喉袋がある。繁殖期のオスはこの喉袋を大きく膨らませてメスに見せる。これはメスをひきつけるための求愛行動である。脚と足は赤みがかった褐色をしている。メスは胸部が白く、オスとくらべると体が大きい。メスの脚と足はピンク色をしている。

エサ

体が軽く、飛ぶのはうまい。ほとんど飛行しているといわれる。水面から離陸することができないので、水面にあるエサをクチバシをつかって引っ掛ける。飛びながら水面の獲物をさらって食べるのである。また、ほかの鳥がくわえている食物を落とすまで追い回して略奪することもある。主なエサは魚類やイカなどである。

繁殖

繁殖の際に、オスは赤色の喉袋をふくらませたり、翼をひろげて、頭部を震わせる。そのようにしてメスをひきつける。メスは1個の卵を産卵する。両親はおよそ55日間ほど抱卵を行う。孵化した雛は親鳥によって世話される。幼鳥が飛べるようになるのには120〜145日間ぐらいかかる。幼鳥は主に母鳥に対して食事の世話を頼ることが多い。成鳥は二年に一回しか繁殖できない。


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