オナガガモ
基本データ
- 和名:オナガガモ
- 学名:Anas acuta
- 英名:Northern Pintail
- 分布:ユーラシア、北アメリカ
- 全長:51〜66p
- 体重:750〜850g
- えさ:水生植物
特徴
オナガガモはわりと大きめの鳥である。オスは繁殖期とそれ以外で体の色に変化がみられる。繁殖期のオスの頭部はチョコレート色がかった茶色をしていて、腹部は白色である。体の上部分と側面は灰色。一方で、メスの頭部は灰色がかった茶色をしていて、とがった尾は、オスのそれよりも短い。繁殖期以外においては、オスはメスに似ている。
Female Northern...
Arthur Morris
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エサ
食事をするのは主に夕方以降である。そのため、昼間はずっと休んでいる。オナガガモの頸は長いので、水面から30p潜ったところにあるエサも食べることができる。冬場は水生植物をエサにすることが多い。また、繁殖期には主に水生昆虫や軟体動物、甲殻類などの無脊椎動物を食べるようになる。
繁殖
雌雄ともに生まれてから一年で繁殖が可能になる。水中で交尾が行なわれる。繁殖の時期は4月から6月の間である。水場から少し離れたところに巣がつくられる。メスは7〜9個の卵を産卵する。卵はクリーム色をしている。メスはおよそ22〜24日間抱卵を行なう。孵化した雛は最初、水面上に浮かぶ死んだ昆虫などをエサにして食べる。孵化後、雛の羽毛が完全にはえそろうのは、46から47日後である。
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