ナンベイタゲリ

基本データ

  • 和名:ナンベイタゲリ
  • 学名:Vanellus chilensis
  • 英名:Southern Lapwing
  • 分布:南アメリカ
  • 全長:31〜38cm
  • 体重:325g
  • えさ:昆虫、無脊椎動物

特徴

背面は褐色がかった灰色をしている。頭部の前方部分から喉にかけて黒色になっている。下面は白色であり、眼の周りや脚、クチバシの大部分はピンク色をしている。翼には赤色の爪があって、これは外敵を威嚇するときに用いられる。(雌雄で比較するとメスのほうがこの爪は短い。)ナンベイタゲリは南米に生息するシギ・チドリ類の中では冠羽のある唯一の種である。

エサ

主食は昆虫や無脊椎動物である。浅瀬で小さな魚を食べることもある。

繁殖

生息域によって繁殖の時期は異なる。巣は地上の浅い窪みにつくられる。メスは3〜4個の卵を産卵する。卵は隠蔽色をしていて、巣の色と見分けがつきにくい。抱卵はおよそ23〜25日間に渡って行われる。孵化した雛の背面は隠蔽色をしており、下面は白色である。雛に食料を与えるのはメスの役目であり、オスは巣や雛を保護する。幼鳥は孵化後一ヶ月ほどで羽毛が生えそろう。


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