ムナジロカワガラス
基本データ
- 和名:ムナジロカワガラス
- 学名:Cinclus cinclus
- 英名:White-throated Dipper
- 分布:ヨーロッパ、中東、中央アジア、インド
- 全長:19〜21cm
- 体重:55〜65g
- えさ:水生昆虫
特徴
ムナジロカワガラスはぽっちゃりとした体つきをしている。背面は灰色をしていて、鱗のような模様がついている。顎と喉と胸は白い。頭部と上頸は褐色である。白い胸には栗色の帯模様がついている。腹部は灰褐色をしている。短い翼と尾羽は暗色である。クチバシは黒い。眼は褐色をしている。脚と足は暗褐色である。雌雄の外見は似ている。幼鳥の背面は灰色をしていて、下面には白色の班模様がついている。
エサ
主食は水生昆虫である。また、小魚やオタマジャクシなども食べる。
繁殖
繁殖においては、木のうろや壁の穴、岩の裂け目などに営巣する。巣はドーム型をしていて、脇に入り口がある。巣材は苔や草、茎、葉っぱなどである。メスは4〜6個の卵を産卵する。卵は白色をしていて、光沢がある。抱卵はメスが行なうが、それにはおよそ2週間かかる。雌雄で雛の世話をする。孵化した後、雛はおよそ25日間ぐらいで羽毛が生えそろう。
その他
ムナジロカワガラスには瞬膜というもうひとつの瞼があって、水中で物がよく見える。また、水中に潜っているときには、鼻孔を閉じる鱗片がある。
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