マダラヒタキ

基本データ

  • 和名:マダラヒタキ
  • 学名:Ficedula hypoleuca
  • 英名:European Pied Flycatcher
  • 分布:ヨーロッパ、アジア
  • 全長:13cm
  • 体重:12〜15g
  • えさ:昆虫

特徴

マダラヒタキのオスの夏羽は黒と白である。背面は黒くて光沢がある。主翼羽は黒褐色をしている。尾羽は黒っぽい色である。顎や頸の脇、喉などは白い。頭部は黒くて額に小さな班が入る。クチバシは黒い。眼は暗褐色である。脚と足は黒色である。冬羽の背面は褐色である。額と冠羽は茶色だ。喉と胸とわき腹は淡黄色である。メスの夏羽はオスの冬羽に似ている。その背面は褐色である。額はクリーム色であり、上尾筒は黒色である。尾羽は暗褐色をしていて白い部分がある。下面は白っぽい色であり、胸とわき腹は薄茶色をしている。幼鳥の背面は暗褐色であり、淡黄色の斑点模様がついている。下面は白っぽい。

エサ

主食は昆虫である。ハエやカブトムシ、カゲロウ、トンボ、バッタなどさまざまなものを食べる。飛びながら獲物を捕まえることもあれば、地面で採食することもある。また、果実や種子も食べる。

繁殖

繁殖においては、オスは数羽のメスと交尾することがあるが、一夫一妻であることのほうが多い。木のうろに営巣する。巣は数日かけてメスが作る。枯れ葉や苔、木の根などを使って椀型の巣をつくる。巣の中には獣の毛や髪の毛、羽毛のような柔らかいものを敷く。メスは4〜10個の卵を産卵する。抱卵はメスが行なうが、それにはおよそ13〜15日間かかる。雛に対しては雌雄両方で世話をする。孵化後、雛は二週間ぐらいで離巣する。

その他

マダラヒタキは繁殖をヨーロッパやアジアで行なって、その後アフリカの西部に渡って越冬する。


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