キョクアジサシ

基本データ

  • 和名:キョクアジサシ
  • 学名:Sterna paradisaea
  • 英名:Arctic Tern
  • 分布:北極圏
  • 全長:33〜36cm
  • 体重:85〜125g
  • えさ:魚類、甲殻類

特徴

キョクアジサシのクチバシは暗赤色をしている。脚は短くて、足には水かきが発達している。背面は灰色をしており、上頸と冠羽は黒くて、顔の頬の部分は白色である。尾羽は白色であり、下面は薄灰色をしている。雌雄は似ている。

エサ

主食は魚類や甲殻類である。カニやオキアミを食べる。軟体動物や果実、昆虫などを食べることもある。

繁殖

繁殖においては、地上の窪みに巣がつくられる。メスは1〜3個の卵を産卵する。卵はまだら模様になっている。抱卵は雌雄両方の役目であり、それにはおよそ22〜27日間かかる。孵化後、幼鳥の羽毛が完全に生えそろうにはおよそ21〜24日間かかる。

その他

キョクアジサシの渡りの距離というのは、すべての鳥類の中でも最長であると考えられている。繁殖地の北極地方から南極氷丘のすぐ北川の海域まで飛んでいって冬を過ごす。


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