クサムラツカツクリ

基本データ

  • 和名:クサムラツカツクリ
  • 学名:Leipoa ocellata
  • 英名:Malleefowl
  • 分布:オーストラリア南部
  • 全長:60cm
  • 体重:1.5〜2kg
  • えさ:種子、芽、昆虫

特徴

クサムラツカツクリは、ずんぐりした鳥であり、体の大きさはニワトリほどである。背と翼の部分が白黒の班模様をしているのが特徴的である。頭部と頸は灰色だ。臆病であり、用心深く、群れを作らない性質をもつ。危険から逃れるときや、眠るために樹上に移動するとき以外は飛行しない。

繁殖

つがいは縄張りを共有するが、眠ったり、エサを食べるのは別々である。冬になると、オスは巣を作るための場所を選ぶが、それはたいていの場合、ユーカリの木のそばである。(このユーカリの木はマリーと呼ばれる。)晩冬の時期になると、クサムラツカツクリは落ちた葉や枝、樹皮などを集めて、高さ60cmにもなる塚をこしらえる。雨が降った後、オスは塚の植物を混ぜ込んで腐敗させていき、卵を産卵するための空間を作っていく。この作業にはメスも参加することがある。オスはクチバシを使って温度を感知しながら、塚の中を33度に保つ。メスは殻の薄い卵を産卵する。それぞれの卵の重さはメスの体重のおよそ1割ほどである。抱卵の期間は温度によるが、だいたい50〜100日はかかる。


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