コシギダチョウ

基本データ

  • 和名:コシギダチョウ
  • 学名:Crypturellus soui
  • 英名:Little Tinamou
  • 分布:中央アメリカ、南米北部(メキシコ、ブラジル)
  • 全長:23cm
  • 体重:220g
  • えさ:種子、液果類、昆虫、小さなカエルなど

特徴

コシギダチョウは、年間を通して同じ場所にいる留鳥であり、熱帯の低地の森林や、森林の水際、二次林、潅木地などに生息している。臆病なのと、体のサイズが小さいので見逃しやすい。頭部が灰色がかっており、喉の部分が白くなっている。首の前方は茶色っぽく、腹部は淡黄色をしている。メスの羽色のほうがオスよりも明るい。鳴き声は澄んだ口笛のようであり、音量と高さをあげていって終わる直前の鳴き声が最大の音量になる。

習性

コシギダチョウは用心深く、単独で行動する鳥である。この鳥はウズラやライチョウと似ているが、それらの鳥とはほとんど関係が無いとされている。体のサイズが小さく、ずんぐりとした体型がコシギダチョウの特徴である。人間がコシギダチョウの肉を食べてもあまりおいしくないといわれている。そのため、狩猟によって絶滅する可能性はあまりないと考えられている。

エサ

コシギダチョウが食べるのは植物の種や液果類、昆虫などである。

繁殖

繁殖期は5月から10月にまで及ぶ。巣は森林の中にある小さな窪みである。メスの産卵数は二個であり、その卵は光沢のある濃い紫色をしている。(産卵数は一個だけのときもある。)卵はオスによって抱卵される。雛は早熟であり、孵化するとすぐに走りまわることができるようになる。


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