コンドル

基本データ

  • 和名:コンドル
  • 学名:Vultur gryphus
  • 英名:Andean Condor
  • 分布:南米アンデス山地
  • 全長:1.2m
  • 体重:11〜15kg
  • えさ:腐肉

特徴

コンドルは大きな鳥である。翼の面積が鳥類で一番大きい。(全長ではカリフォルニアコンドルと較べると小さいが、翼をくらべるとコンドルのほうが大きい。)体全体は黒色である。頸の根元にある襟羽は白くなっている。オスはクチバシの上部分から頭の中央にかけて肉冠がついている。

エサ

主なエサは腐肉である。野生のコンドルは大きな群れを作って生活を送っている。腐肉を求めて一日に200キロメートルもの距離を移動することもある。基本的には腐肉を食べるのだが、病気や瀕死の動物を襲って殺してしまうこともある。

繁殖

繁殖において、オスは求愛行動を行なう。オスはメスに対して、頸の皮膚のところを赤色から黄色に変えて、それを膨らませてメスに近づいていく。また、オスはメスの前で翼をひろげて踊ったりもする。メスは1〜2個の青みがかった白色の卵を産卵する。両親が抱卵を行ない、それには54〜58日間かかる。孵化した雛は最初、体全体が灰色の羽毛で覆われている。6ヶ月ほど過ぎると飛べるようになるが、幼鳥は二歳になるまで親鳥と一緒に過ごす。


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