コシジロイヌワシ
基本データ
- 和名:コシジロイヌワシ
- 学名:Aquila verreauxii
- 英名:Verreaux's Eagle
- 分布:サハラ以南のアフリカ、シナイ半島、アラビア半島南部
- 全長:81〜96cm
- 体重:3〜6kg
- えさ:ハイラックス、野うさぎ
特徴
コシジロイヌワシの羽衣は黒色である。背面にはV字型の白色の模様がついている。頭部は黒色である。クチバシは先端が鉤状になっていて灰色であり、その根元部分は黄色になっている。眼は褐色をしており、眼の周りは黄色く縁取られている。脚と足は黄色である。外観上、雌雄は似ている。
エサ
ハイラックスや野うさぎを好んで食べる。つがいは一緒に狩りをすることもある。止まり木の上で待ちながら、獲物が過ぎると急襲して捕まえる。
繁殖
生息地によって繁殖の時期は異なる。岩棚の上や樹上に巣を作る。巣材は木の枝であり、巣の底面には葉っぱが敷かれる。メスは1〜2個のクリーム色の卵を産卵する。2羽以上の雛が生き残ることはまれである。2羽生まれた場合でも、先に生まれた雛は後に生まれた弱い雛を殺してしまう。抱卵は雌雄両方の役目であり、それにはおよそ43〜46日間かかる。孵化した雛が巣にいるのはおよそ90〜98日間であり、その後も半年間ほどにわたって、幼鳥は親鳥と一緒にいる。
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