キーウィ


基本データ

  • 和名:キーウィ
  • 学名:Apteryx australis
  • 英名:Brown Kiwi
  • 分布:ニュージーランド(フィヨルドランド、スチュワート島)
  • 全長:50〜65p
  • 体重:1.4〜3.9s
  • えさ:甲虫、セミ、甲虫の幼虫、クモなど

特徴

キーウィはニュージーランドの国鳥である。羽毛には後羽がなく、また小羽枝もない。羽毛の色は赤褐色である。羽毛は硬い体毛でできていて、見掛けはあまりよくないが、トゲのある森林の中を移動するのに身体をまもる役割を果たす。尾がなく、尾端骨があるだけである。長くてほっそりとした象牙色のクチバシが特徴的であり、それはそのクチバシはわずかに前方に曲がっている。ほかのキーウィの仲間と同じように、夜行性である。

鳴き声

オスは笛のような鋭い鳴き声をあげる。これは自分たちの縄張りを守るために発する鳴き声であり、その鳴き声は1.5km離れたところからでも聞こえる。

エサ

キーウィには細長いクチバシがあって、このクチバシには鋭い嗅覚が備わっており、エサを見つけるのを助ける役割がある。鼻孔はクチバシの先に開口している。視覚や音よりも嗅覚を用いて、泥の中でミミズや甲虫の幼虫、カタツムリ、クモ、ムカデなどのような無脊椎動物をあさる。

繁殖

キーウィは一夫一婦制であり、いちどつがいになると、大きな鳴き声をあげて縄張りを守る。巣は茂みの下の穴に作られる。メスが産卵するのは1個か2個の卵であり、たいてい1個だけである。オスは90日間、それを抱卵する。孵化して数日過ぎると、雛は巣から離れて自分でエサを食べることができるようになるが、一年ほどの間は親鳥のそばにとどまる。


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