キノドハナグロウ
基本データ
- 和名:キノドハナグロウ
- 学名:Phalacrocorax capensis
- 英名:Cape Cormorant
- 分布:南アフリカ、ナミビア
- 全長:61〜64cm
- 体重:
- えさ:イワシ
特徴
一番目立つ特徴は、クチバシの根元の裸域が明るいオレンジ色をしていることである。体全体の羽毛が光沢のある黒色をしているので、そのオレンジ色の裸域がより一層目立つのである。クチバシは黒色をしていて、根元近くは青灰色である。鼻孔は開いていないので、獲物を求めて水中に潜ることも可能だ。また、水かきがよく発達していて水中の魚をとるのも上手である。
習性
非常に群居性が強い。ウ以外の鳥と一緒に、キノドハナグロウの姿が沖合いで発見されることもしばしばである。
エサ
主な獲物はイワシや、カタクチイワシ、メルルーサなどである。また、カニやエビ、イカなどを食べることもある。
繁殖
繁殖においては巨大なコロニーを形成する。繁殖は一年を通して行なわれるが、産卵については主に9月から2月の間に行なわれる。(食料が突然不足した場合、キノドハナグロウは繁殖コロニーを集団で遺棄することがある。これはペルーのグアナイムナジロヒメウにもみられる。)
オスは乾いた海草や木の枝などを集め、メスは巣作りをする。メスは2〜3個の卵を産卵する。雌雄両方で抱卵を行なうが、それに要する期間は20日間ほどである。孵化した雛に対して、両親は一緒になってエサを運ぶ。幼鳥は9週間ほどで飛べるようになる。幼鳥はミナミアフリカオットセイによってねらわれることもしばしばである。
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