キジ

基本データ

  • 和名:キジ
  • 学名:Phasianus colchicus
  • 英名:Phasianus colchicus
  • 分布:インド、東南アジア、中国
  • 全長:53〜89cm
  • 体重:0.7〜1.5s
  • えさ:穀物、種子、芽、葉っぱ、果実、昆虫など

特徴

キジのオスの羽色は栗色である。そして、褐色や黒色、青色の班模様が体全体についている。尾羽はとても長く、褐色をしていて、黒色でくまどられている。頭部と頸は濃い緑色をしている。頭頂部には光沢のある緑がかった灰色の班模様がある。頸のまわりには白色の襟のような模様もある。顔には赤色の肉睡がある。クチバシは白色だ。目は金色であり、脚は濃い灰色をしている。メスは体が小さく、尾羽が短く、体全体が砂色である。褐色と黒色のまだら模様がついている。目は光沢の無い黄色。クチバシは白色をしていることもあれば、黒っぽい色のときもある。

習性

外敵からおそわれると、キジは飛行するよりも走って逃げるのを好む。夜は樹上で眠る。

エサ

主なエサは穀物や種子、芽、葉っぱ、果実、昆虫などである。

繁殖

繁殖の時期は3月から8月である。オスは一夫多妻制である。オスは華やかな羽毛を用いてメスをひきつける。この華やかな外観は、狐やイタチのような捕食動物もひきつけてしまうことがある。とはいえ、キジのメスや幼鳥については、羽毛の色がはっきりとしないので、それが捕食者からの保護色になっている。メスは8〜14個の卵を産卵する。卵はオリーブ色がかった褐色。抱卵は22〜25日続き、それはメスの役割である。孵化した後の雛の成長ははやく、すぐに巣を離れる。二週間もすると幼鳥は短い距離なら飛行できるまでになる。完全に飛べるようになるまでには、8〜11週間かかる。


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