キゴシツリスドリ
基本データ
- 和名:キゴシツリスドリ
- 学名:Cacicus cela
- 英名:Yellow-rumped Cacique
- 分布:パナマ、ペルー、ボリビア、ブラジル
- 全長:23〜29cm
- 体重:70〜100g
- えさ:果実、昆虫
特徴
キゴシツリスドリの羽衣は主に黒色と黄色である。背面は黒色であり、背面の下部分と尻は黄色い。尾羽は黒くて、その基部は黄色である。下面については、喉と胸と腹部の上部分が黒い。腹部の下部分と下尾筒は黄色である。頭部は黒色である。クチバシは長くて先端が尖っており、色は白っぽい。眼は青色である。脚と足は黒色をしている。雌雄の外見は似ているが、メスはオスよりも小さい。幼鳥は成鳥よりも色がくすんでいる。
エサ
主食は果実や昆虫である。甲虫や毛虫、コオロギなどを食べる。また、クモを食べることもある。
繁殖
繁殖においては、小さなコロニーをつくる。巣は高い木につくる。巣作りや抱卵、雛の世話の大部分はメスによって行なわれる。巣は籠のような形をしていて、枝からぶら下げられる。同じ木に20個以上の巣を集団でつくる。スズメバチの巣の近くに営巣して安全をはかることが多い。メスは2個の卵を産卵する。卵には浅黒い斑点模様がついている。抱卵にはおよそ13〜14日間かかる。孵化後、雛はおよそ1ヶ月間ぐらいで羽毛が生えそろう。
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