カツオドリ

基本データ

  • 和名:カツオドリ
  • 学名:Sula leucogaster
  • 英名:Brown Booby
  • 分布:全熱帯海域
  • 全長:75〜80cm
  • 体重:
  • えさ:イカ、魚

特徴

カツオドリの腹部は白い。胸と頭部は褐色である。白い部分と褐色の部分がはっきりとわけられている。カツオドリは海鳥の中でも大型の種である。翼は長くて先端が尖っている。顔の周りには羽の生えていない裸域があって、その裸域はオスの場合は青灰色をしていて、メスは明るい黄色である。クチバシは長くて強靭である。

習性

群居性があって、繁殖のときにはコロニーをつくる。

エサ

獲物としてよく食べられるのはイカや色々な種類の魚である。トビウオやカタクチイワシなどがよく好まれる。単独か、小さな群れを作って狩りが行なわれる。水面近くから斜めに潜水し、魚やイカをとる。

繁殖

カツオドリは一夫一婦制である。繁殖の時期は食料がどれだけ豊富かによっても左右される。エルニーニョ現象のような自然現象によっても、繁殖の時期がずれることもある。

巣は地面の上の小さな窪みに、羽毛や草などを敷き詰めて作られる。メスは2個の卵を産卵する。抱卵は両親によって行なわれ、それにはおよそ43日間かかる。親鳥は足の水かきを使って、産卵された卵に熱を伝える。ほとんどの場合、2個の卵が孵化すると、先に生まれたほうの雛が後に生まれたほうの弱い雛を巣から追い出してしまう。これはアオツラカツオドリにも見られる性質である。

幼鳥はおよそ3ヶ月ぐらいで羽毛が生えそろうが、その後も親鳥はしばらくの間、エサを与え続ける。誕生から4〜5年過ぎると、繁殖が可能になる。


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