カッショクペリカン

基本データ

  • 和名:カッショクペリカン
  • 学名:Pelecanus occidentalis
  • 英名:Brown Pelican
  • 分布:南北アメリカの太平洋および大西洋沿岸
  • 全長:1.1m
  • 体重:3.2〜3.7kg
  • えさ:魚類、甲殻類

特徴

カッショクペリカンの羽色は主に褐色と灰色である。頭部は白くて、冠羽は明るい茶色をしている。クチバシは非常に長くて袋がついている。その袋というのは胃袋の2〜3倍もの大きさがあるといわれる。繁殖期になると頸は暗めの茶色になる。幼鳥は体全体が褐色である。

エサ

主なエサは魚類や甲殻類である。ペリカン科の仲間と違うのは潜水して獲物を捕まえるところである。水中ではクチバシをあけて、喉袋に獲物をとらえる。

繁殖

繁殖期になると、オスは繁殖する場所を選んで、メスをひきつけようとする。オスは地面の上や樹上に適当な営巣場所を選定して、求愛行動を行う。巣作りにはおよそ1週間かかる。巣作りが終わって数日経過すると、メスは2〜3個の卵を産卵する。両親が抱卵をして、雛の世話も一緒に行う。カッショクペリカンの抱卵の仕方はちょっと変わっている。水かきの発達した足を卵の上に載せて、卵をあたためるのである。卵はおよそ一ヶ月で孵化する。孵化した雛は親鳥が吐き出した食べ物を、エサとして食べる。幼鳥が巣立ちをするのは11〜12週間後である。


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