カンムリシギダチョウ
基本データ
- 和名:カンムリシギダチョウ
- 学名:Eudromia elegans
- 英名:Elegant Crested Tinamou
- 分布:チリ南部、アルゼンチン
- 全長:39cm
- 体重:675〜750g
- えさ:種子、植物の葉、果実、昆虫
特徴
カンムリシギダチョウは、中型の大きさのシギダチョウ類である。おもに、南アメリカのチリ南部とアルゼンチンの潅木地帯に生息している。この鳥はヤマウズラに外観が少し似ている。体全体の色は黄色がかった茶色である。尻尾は短く、顔の部分の側面には二本の白い縞模様がついている。また、頭部には先端が上向きに尖ったトサカがついている。このトサカはカンムリシギダチョウの名前の由来になっている。脚は青みがかった色をしていて、地上性の鳥なので短くて強靭である。
エサ
エサについては、冬の間は主に種子や植物の葉、果実、昆虫などを食べるが、夏になると昆虫を食べることが多くなる。留鳥だが、えさが不足すると群れは広い地域を移動する。群れを作る際には、100羽ぐらいの群れになることもある。
繁殖
巣は雌雄両方によって地上の低木の近くのくぼみにつくられる。抱卵をし雛を育てるのはオスの役目である。孵化したあとの幼鳥は割りと早い時期に巣から離れる。
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