カニチドリ
基本データ
- 和名:カニチドリ
- 学名:Dromas ardeola
- 英名:Crab-plover
- 分布:インド洋沿岸
- 全長:38〜41cm
- 体重:325g
- えさ:カニ
特徴
カニチドリの羽衣は黒色と白色である。脚は長く灰色である。足は部分的に水かきが発達している。クチバシはカニを食べるのに適応したつくりになっている。雌雄は似ているが、オスのほうが体重が重く、クチバシが長いという違いがある。カニチドリは騒々しい鳥であり、繁殖地でも越冬地でも頻繁に鳴き声をあげる。
エサ
主食はカニであり、ほかには小さな動物を食べる。甲殻類、小型の軟体動物、無脊椎動物などを食べることもある。採食をするときには大きな群れをつくる。
繁殖
大きなコロニーをつくって繁殖する。巣は砂の中に自分で掘った穴につくられる。メスは1個の白色の卵を産卵する。その卵は体の大きさを考えると大きいサイズである。孵化した雛は成長して羽毛が生えそろった後も、長い期間、親鳥の世話を受ける。幼鳥の世話をするのは雌雄両方の役目である。雛は親鳥が海岸から運んでくるカニを食べて育っていく。
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