インドクジャク

基本データ

  • 和名:インドクジャク
  • 学名:Alectoris chukar
  • 英名:Chukar Partridge
  • 分布:イスラエル、トルコ、アフガニスタン、インド、ネパール
  • 全長:32〜39p
  • 体重:450〜800g
  • えさ:種子、根、昆虫

特徴

インドクジャクはインド原産の鳥であり、世界中に観賞用としてもたらされている。大型の鳥であり、オスはクチバシから尾までが100cmほどもある。全長は200cmもあって大変驚かされる。一方で、メスは全長が95cmほどなので、だいたいオスの半分くらいのサイズである。インドクジャクのその大きさや体の色、そして形といったものは、この鳥を魅力的で印象深い存在にしている。オスのトサカは金属的な光沢のある青色をしている。頭部の羽は短く、くるくると巻き髪のようになっている。目の上には白色の横縞がある。背中には、うろこのような形をした緑色の羽がついている。尾は暗褐色。体の側面は光沢のある緑色をして、尾に近づくにつれそれは黒っぽい色になっていく。オスには蹴爪がある。

習性

インドクジャクには小さな群れを作る性質がある。オス一羽、そして3〜5羽のメスで構成される群れである。繁殖期が終わると、メスと幼鳥だけで群れを作るようになる。早朝によくみられ、日中の暑い時間帯は物陰に隠れてじっとしていることが多い。外敵に襲われたときには、走って逃げることが多く、飛行することはまれである。インドクジャクは夜、樹上で眠る。

エサ

雑食性であり、主なエサは種子、昆虫、果実、小さな哺乳類、爬虫類などである。小さなヘビなどを食べることもある。

繁殖

インドクジャクのオスは一夫多妻制である。場所によっても繁殖が盛んに行なわれる時期が異なる。南インドでは4月から5月であり、スリランカでは1月から3月、そして北インドでは6月が盛んである。繁殖の時期になると、オスは繁殖地に集まってくる。オスはメスに向かって尾羽を翼のようにひろげてメスをひきつける。メスは4〜8個の卵を産卵する。抱卵の役目はメスであり、孵化するまでおよそ28日かかる。孵化した雛は母鳥のあとをついてまわる。母鳥は雛を背中にのせて運ぶこともあるようだ。


HOMEキジ目>キジ科>インドクジャク
inserted by FC2 system