フサホロホロチョウ

基本データ

  • 和名:フサホロホロチョウ
  • 学名:Acryllium vulturinum
  • 英名:Vulturine Guineafowl
  • 分布:ソマリア、エチオピア、ケニヤ、タンザニア
  • 全長:61〜71p
  • 体重:1.3s
  • えさ:種子、無脊椎動物

特徴

フサホロホロチョウは、ホロホロチョウ類の中では一番体が大きい。丸っこい体つきをしていて、頭部が非常に小さい。顔の部分は青色であり、頸は黒色をしている。ほっそりとした頸のまわりには、長くてツヤツヤとした青白い頸羽がある。胸はコバルト色であり、体のそのほかの部分は黒色で、ところどころに白色が散りばめられている。ホロホロチョウ類の他種と異なり、長い尾羽は垂れている。外観からは雌雄の見分けはほとんどつかないが、メスはたいていオスよりもわずかに体のサイズが小さい。また、幼鳥の体色は淡く、頸羽が短いのが通例である。

習性とエサ

フサホロホロチョウには群れを作る性質があり、繁殖の時期以外にはおよそ25羽ほどの群れを作って生活をしている。主なエサは種子や小さな無脊椎動物である。猿のあとをつけていって、樹木から果実が落ちるのをねらうこともある。地上性であり、危険を察知すると飛行せずに走って逃げる。

繁殖

メスは地面を引っかいた窪みに、13個から18個のクリーム色をした卵を産卵する。卵の殻は厚くて頑丈であり、表面はざらざらしている。抱卵は28日ほどである。孵化した雛は数日で飛行できるようになる。数週間もすれば幼鳥は群れの中で活発に行動するようになる。


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