ハヤブサ
基本データ
- 和名:ハヤブサ
- 学名:Falco peregrinus
- 英名:Peregrine Falcon
- 分布:ほとんど全世界にいる
- 全長:35〜51cm
- 体重:0.5〜1.2kg
- えさ:鳥類
特徴
ハヤブサの背面は緑色がかった灰色であり、腹部には縞模様がついている。頭部には冠のような模様がある。
エサ
ハヤブサの主食は鳥類である。ハトや水鳥などの中型のサイズの鳥を食べる。小さな哺乳類などを食べることはほとんどないが、時にはネズミやハタネズミ、トガリネズミ、リスなどを食べることもある。狩りの時間帯としては夜明けと夕暮れ時が一番活発であるが、都市部では夜間に行なわれることもある。高所を飛行しながら、獲物が見つかると急降下して飛び掛っていく。メスは体の大きさがオスの二倍ほどもあって、より大きな獲物を捕まえる傾向がある。
繁殖
繁殖の時期になるとハヤブサの縄張り意識は強くなる。巣は岩の裂け目などに作られる。メスは3〜4個の卵を産卵する。卵は白色をしていて、赤色や褐色の模様がついている。抱卵は主にメスの役目であり、それには29〜33日間かかる。日中にオスが抱卵をすることもあるが、夜になるとメスだけが抱卵をする。卵が孵化してすぐの雛はクリーム色の羽毛で全身が覆われている。雛に食料を与えるために、両親は巣を離れて獲物を探しに出かける。雛の羽毛が生えそろうのは42〜46日ほどかかる。
その他
飛ぶスピードは猛禽類の中で一番速い。最高時速は250kmに達するといわれている。
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