ハイタカ

基本データ

  • 和名:ハイタカ
  • 学名:Accipiter nisus
  • 英名:Eurasian Sparrowhawk
  • 分布:ヨーロッパ、アフリカ、ヒマラヤ
  • 全長:28〜38cm
  • 体重:100〜350g
  • えさ:鳥

特徴

ハイタカは雌雄で外観が異なる。オスは背面が緑がかった灰色であり、下面には赤褐色の横縞がある。これは遠くから見るとただのオレンジ色に見えることもある。メスはオスよりも体のサイズが大きい。メスの背面は濃い褐色か灰色がかった褐色であり、下面は褐色のまだら模様がある。

エサ

雌雄で体の大きさが異なるので、食料も違ってくる。体の小さいオスは小さな鳥(フィンチ類やホオジロ類、ツグミ類など)を食べる。一方でメスはハト類を食べる。小さな哺乳類を食べることもあるが、ふつうは食物の3%以下を占めるだけである。

繁殖

繁殖の時期において、オスの体重は減少する。オスは産卵をするメスのために食料を与えたり、孵化した雛が食料を必要とする際には、オスは雛のために食料を与えることを優先するからである。雌雄で一緒に、木の幹に近い地上5〜15mぐらいのところに営巣する。メスは4〜5個の卵を産卵する。卵は青白い色をしていて、褐色の斑点がついている。抱卵はおよそ33日間かかる。卵が孵化した後は、およそ8〜14日間にわたって、親鳥は雛の世話をする。孵化後24〜28日間過ぎた頃には、幼鳥は巣の近くを飛行することができるようになる。それからさらに28〜30日間、親鳥は幼鳥に食料を与え続ける。


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