ヨーロッパオオライチョウ

基本データ

  • 和名:ヨーロッパオオライチョウ
  • 学名:Tetrao urogallus
  • 英名:Western Capercaillie
  • 分布:ヨーロッパ北部
  • 全長:60〜87p
  • 体重:1.8〜4.1s
  • えさ:コケモモ、ツルコケモモ、種子など

特徴

ヨーロッパオオライチョウはライチョウ科の鳥の中でも大きな部類に入る。雌雄で大きさや体色が異なる。オスはメスよりも大きい。オスの羽色は黒ずんだ色をしていて、肩に白色の班模様がある。メスは胸部がオレンジ色であり、背中の部分はオレンジ色と褐色を混ぜたような色をしていて、横方向に黒色の縞が入る。雌雄両方とも、尾は長く丸みを帯びていて、クチバシは白っぽい色をしている。目の上あたりには赤い斑点がついている。

習性

森林の地面を歩きながら、外敵に襲われるとすぐに飛び上がる。

エサ

夏と冬でエサが異なる。夏の時期には、コケモモやツルコケモモを食べ、冬になるとマツの種子や葉っぱなどを食べる。

繁殖

繁殖の時期は3月頃から始まり、7月頃まで続く。天気や植物の成長によっても繁殖の時期は左右される。オスの喉の部分には、アゴヒゲのような羽毛がついていて、それをメスに見せびらかし、尾羽を扇状に開いて求愛のダンスを行なう。また、オスはほかのライバルのオスたちに向けて鳴き声をあげて威嚇する。メスは木の根元をあさってくぼみをつくり、数個の卵を産卵する。


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