ヨーロッパヒメウ

基本データ

  • 和名:ヨーロッパヒメウ
  • 学名:Phalacrocorax aristotelis
  • 英名:European Shag
  • 分布:ヨーロッパおよびアフリカの沿岸部
  • 全長:68〜78cm
  • 体重:2kg
  • えさ:魚類、軟体動物、甲殻類

特徴

ヨーロッパヒメウの羽衣は黒色だが、それは緑色の光沢をはなっている。繁殖期には小さな冠羽が発達する。クチバシは細長く、その根元部分は黄色くなっている。

エサ

主なエサは魚類であるが、軟体動物や小さな甲殻類なども食べる。

繁殖

巣は沿岸沿いの岩の裂け目などにつくられる。巣の材料は木の枝や海草などである。メスは3個の卵を産卵する。卵は青白い色をしている。抱卵にはおよそ1ヶ月かかり、抱卵をするのは両親の役目である。孵化した雛には産毛がはえていないので、親鳥は雛を寒さから保護する。親鳥は自分が食べた食物を吐き戻して雛に与える。53日ほどすぎると、幼鳥の羽毛は完全に生えそろうが、それでも幼鳥は食料やその他の世話を親鳥にまかせている。巣立ちするにはそれからもう一ヶ月ほどかかる。


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