ヨーロッパハチクイ
基本データ
- 和名:ヨーロッパハチクイ
- 学名:Merops apiaster
- 英名:European Bee-eater
- 分布:ヨーロッパ、アフリカ
- 全長:25〜27cm
- 体重:45〜80g
- えさ:ミツバチ、スズメバチ
特徴
ヨーロッパハチクイは美しい鳥であり、飛んでいるときには虹のように見えるといわれている。繁殖期のオスの冠羽は栗色をしている。肩羽と腰はうすい黄色である。尾羽は緑色だ。下面は喉が黄色であり、そこには黒色の班模様がつく。クチバシの基部は白色である。額は緑青色だ。目とクチバシの根元の間は黒色である。クチバシはわずかに下に曲がっている。脚と足は灰褐色である。繁殖期以外のオスの羽衣はくすんでいる。メスの肩羽と背面の下部分はオスとくらべると緑色っぽい。翼や下面は色がうすい。
エサ
主食はミツバチやスズメバチである。ヨーロッパでは主にマルハナバチ類を食べる。ハチ以外にも、トンボや蝶、セミ、シロアリ、バッタといった昆虫を食べることもある。
繁殖
繁殖においてはコロニーをつくる。砂地や土でできた崖に穴を掘って営巣する。数キログラム以上の土をどかして穴を掘っていくのだが、その作業には10日間以上かかる。メスは4〜10個の卵を産卵する。抱卵に要する期間は20日間ほどである。抱卵は雌雄両方で行なう。孵化後、一ヶ月くらい過ぎると幼鳥は離巣する。
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