ヨーロッパチュウヒ
基本データ
- 和名:ヨーロッパチュウヒ
- 学名:Circus aeruginosus
- 英名:Western Marsh Harrier
- 分布:西ヨーロッパ、アジア一帯、マダガスカル、オーストラリア
- 全長:42〜56cm
- 体重:600〜825g
- えさ:小さな哺乳類、鳥
特徴
ヨーロッパチュウヒの雌雄の羽衣は異なっている。オスの翼は先端が黒色になっていて、灰色と褐色の入り混じった模様がついている。腹部は栗色をしている。尾羽は灰色である。メスは体全体が褐色であり、頭部に白色の班模様がついている。メスはオスよりも体が大きい。
エサ
主食は小さな哺乳類や鳥である。昆虫や両生類、魚類、そして時には死肉をあさることもある。畑の上を低空飛行しながらこれらの獲物を捕まえる。
繁殖
繁殖が始まるのは3月の中旬から5月にかけてである。ヨーロッパチュウヒは一夫一婦制ではない。オスは二羽あるいは三羽のメスとつがうことがある。アシ原や草むらの上に営巣する。メスは3〜8個の卵を産卵する。卵は白色をしていて楕円形である。抱卵はおよそ31〜38日間行われる。孵化した雛の羽毛が生えそろうのには35〜40日間かかる。メスが抱卵や雛の世話を行なう間に、オスはメスや雛のために狩りを行なう。
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