チュウヒワシ
基本データ
- 和名:チュウヒワシ
- 学名:Circaetus gallicus
- 英名:Short-toed Snake Eagle
- 分布:ヨーロッパ南部、アフリカ北西部、中近東、アジア南西部、インド
- 全長:62〜67cm
- 体重:
- えさ:ヘビ、トカゲ、両生類、小型の哺乳類
特徴
チュウヒワシは大きなワシである。頭部が幅広く、クチバシが割りと小さい。脚は長い。羽色は変化に富む。基本的には上面が褐色で、下面が白色である。頭部は暗色で、下部と下翼には暗色の小斑と横帯が入る。
雌雄は似ているが、メスのほうが体重が重くて、尾羽がわずかに長い。幼鳥は成鳥に似ている。
エサ
英名の「snake eagle(ヘビワシ)」からもわかるように、チュウヒワシはヘビを食べる。ヘビを頭から丸呑みにする。また、トカゲや両生類、小型の哺乳類などを食べることもある。
足指が短くて強力なつくりになっていて、ヘビやトカゲを捕食するのに適している。
繁殖
繁殖においては、木の枝でつくられた巣が樹上に設置される。(ごくまれに岩の裂け目が営巣場所に選ばれることもある。)チュウヒワシの体の大きさの割には、巣の大きさは小さい。巣は毎年、新しいものが作られるが、ほかの鳥の古巣をチュウヒワシが使ってしまうこともある。メスは1個の卵を産卵する。抱卵に要する期間は45日間ほどである。孵化後、2ヶ月ほど過ぎると幼鳥の羽毛は生えそろう。
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