オーストラリアチョウゲンボウ


基本データ

  • 和名:オーストラリアチョウゲンボウ
  • 学名:Falco cenchroides
  • 英名:Nankeen Kestrel
  • 分布:オーストラリア、タスマニア、ニューギニア
  • 全長:30〜35cm
  • 体重:
  • えさ:小さな哺乳類や鳥類、爬虫類、昆虫など

特徴

オスの背面には暗色の縞模様と班がつく。腹部には黒色の縞模様が入る。翼の先端は黒色であり、側面は少しまだらになっている。尾羽は灰色であり、先端は白っぽい色をしている。頭頂部はたいてい灰色をしていて、頬の部分は灰色がかった白色であり、そこにはヒゲのような縞模様がつく。

メスはオスにくらべると体が大きい。また、頭部と尾羽の色が異なり、メスの場合、それらの箇所は赤褐色をしている。また、オスとくらべるとメスは体に縞模様が強く入る。

雌雄共に眼は暗褐色である。眼のまわりは黄色くなっている。脚と足も黄色である。

習性

基本的には渡りをせず、定住するタイプの鳥である。だが、降水量や食料がどれぐらい確保できるかによって、移動することもあるという。

また、群れを作らず、単独かつがいでいることがほとんどだが、イナゴやネズミが大量発生すると、この鳥が大群になって集まることがある。

エサ

主なエサは小さな哺乳類や鳥類、昆虫、爬虫類などである。蜘蛛やムカデなども食べる。

繁殖

求愛行動として、オスは交尾をする前にメスのところに食料をもっていくことがある。繁殖の時期は7月から2月までである。

繁殖においては、木のうろや、岩棚、ほかの鳥の古巣などを利用する。メスは3〜7個の卵を産卵する。抱卵のほとんどをメスが行ない、オスは狩りをして食料を巣に運んでくる。卵は1ヶ月間ほどで孵化する。

その他

オーストラリアチョウゲンボウは、オーストラリアに生息する猛禽類の中では最も体が小さいものの一つである。


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