アオカワラヒワ
基本データ
- 和名:アオカワラヒワ
- 学名:Carduelis chloris
- 英名:European Greenfinch
- 分布:ヨーロッパ
- 全長:16cm
- 体重:25g
- えさ:種子
特徴
アオカワラヒワはぽっちゃりとした体型の鳥である。繁殖期のオスの背面はオリーブ色がかった緑色をしている。主翼羽は灰色をしている。翼を閉じた状態にしていると、黄色い班模様がよくみえる。尾羽は灰色である。頭部はオリーブがかった緑色をしている。クチバシは円錐形をしている。眼は暗褐色である。脚と足はピンク色だ。オスの冬羽の色はくすんでいる。頭部の脇には薄灰色の班がある。額と眼のまわりは緑色をしている。メスの羽衣は全体的にくすんでいて褐色っぽい色である。翼の黄色い班はあまり目立たない。幼鳥はメスに似ているが、羽衣が灰色っぽくて、全体的に縞模様が入る。
エサ
主食は種子である。特にヒマワリの種を好む。繁殖期になると、果実や昆虫なども食べる。
繁殖
繁殖の時期は4月から8月である。単独で営巣するのが基本だが、たまに小さなコロニーをつくることもある。巣は茂みや樹上につくられる。巣材は乾いた草や苔などである。巣の中には羽毛のような柔らかいものを敷く。メスは4〜6個の卵を産卵する。卵はクリーム色をしていて、赤っぽい色の班模様がついている。抱卵はメスが行なうが、それにはおよそ14日間かかる。メスが抱卵している間、オスはメスのところに食料を運ぶ。孵化した雛は親鳥から昆虫の幼虫を食料として与えられる。雛は13日間ぐらい過ぎると離巣する。
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