アメリカサンカノゴイ

基本データ

  • 和名:アメリカサンカノゴイ
  • 学名:Botaurus lentiginosus
  • 英名:American Bittern
  • 分布:カナダ中部からアメリカ合衆国中部
  • 全長:64cm
  • 体重:
  • えさ:昆虫、両生類、ザリガニ

特徴

アメリカサンカノゴイは中型の大きさの鳥であり、体つきや首はずんぐりとしている。脚は短い。背面は褐色で黒色の班模様を帯びている。腹部は褐色と白色の縞模様がついている。雌雄で外観上の違いは無い。

エサ

主な獲物は昆虫や両生類、ザリガニ、小さな魚などである。狩りをするときはじっと身を潜めて獲物が目の前を通り過ぎるのを待つ。アメリカサンカノゴイの体の色も周囲の環境と調和するので、獲物に気づかれにくい。獲物が手の届く範囲までくると、勢いよく飛びついて、クチバシをつかって獲物を捕まえる。

習性

アメリカサンカノゴイの体色は隠蔽色になっており、天敵から身を守るのに役立っている。外敵が近づくと、じっと固まったり、首を空に突き出して前後に揺れるような動きをする。胸や腹部の縞模様が植物のアシに似ているので、天敵はアシが風に揺れているのだろうと思って騙されてしまう。

繁殖

アメリカサンカノゴイは基本的には一夫一婦制であるが、状況によっては一夫多妻制になるとも考えられている。5月の初め頃、メスが営巣地に訪れるとつがいが生まれる。巣はアシやスゲ、ガマといった植物を使って作られる。巣作りはメスの役目である。メスは1個の卵を産卵する。抱卵はおよそ一ヶ月間続く。孵化した雛を育てるのもほとんどメスのみによって行われる。雛は2週間ぐらいで巣立ちするが、その後も4週間ほどは親鳥によって食料を与えられる。


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