アカエリクマタカ

基本データ

  • 和名:アカエリクマタカ
  • 学名:Spizaetus ornatus
  • 英名:Ornate Hawk-Eagle
  • 分布:中央・南アメリカ、トリニダード・トバゴ
  • 全長:61〜66cm
  • 体重:960〜1650g
  • えさ:鳥

特徴

アカエリクマタカは目立つ猛禽である。羽毛はとても色彩豊かだ。眼は金色をしている。鋭くて鉤状になっているクチバシは、獲物の肉を切り裂いたり、骨を砕くのに役立つ。頭部の上についた黒い冠羽は、通常平らになっているが、興奮すると突き出た状態になる。頭部の側面と首の後ろは明るい栗色をしていて、背面に行くに従って黒色になる。尾羽は黒い。腹部は白色であり、胸の下あたりには黒色の帯模様がついている。その模様は脚の下の方まで伸びているので、靴下を履いているようにも見える。黄色い足には鋭いかぎ爪がついている。メスはオスよりも大きい。

エサ

主食はヒメシャクケイや小型のサギ、ウズラ、オウムほどの大きさの鳥である。

繁殖

アカエリクマタカの場合、産卵の前に1〜2ヶ月ほどの求愛行動の期間がある。空中を宙返りしたり、高い金切り声をあげたりする。木の枝を使って巣が作られる。メスは1個の卵を産卵する。抱卵の期間はおよそ48日間ほどであり、それはメスによって行われる。孵化後、オスは狩りをして食料を巣に運ぶ。幼鳥は2〜3ヶ月ほどで羽毛が生えそろう。その頃が幼鳥にとっての独り立ちの時期である。オスは今までメスがやっていた子育てを受け持つようになる。幼鳥はオスから狩りの仕方を学ぶのである。幼鳥は1年ほど過ぎないと生餌を捕まえることができない。その頃になってやっと親鳥から独立し、巣立つことが可能になる。


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